ここでは、拙宅に伝わる讃岐生駒藩の侍帳、生駒家家臣分限ノ記を見ていくことに致しましょう。
映画「天と地と」の合戦シーンで、上杉謙信旗下の柿崎和泉守率いる騎馬隊、或いは付随する足軽隊が登場、佳き武者振りを見せてくれましたが、そうした戦闘集団を、讃岐生駒藩の場合、九組、常備していました。所謂、大番組と称する戦闘ユニットで、各組、総知行高一万石平均で構成されています。動員兵力は、戦場の遠近にも依りますが、三百人から五百人、こうした戦闘集団が九つ、これ以外にも、予備が三組、そして、槍隊、弓隊、鉄砲隊、或いは、作事・普請といった工兵隊から、軍役衆が構成されていました。
合掌。
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